Mon Cham hilltop on the Samoeng Loop with flower farms on the slopes and mountains under a wide sky

バイクで走るサムーンループ:チェンマイから行く最高の日帰りルート(約100km・2026年版ルートガイド)

チェンマイから山道を1本だけ走るなら、サムーンループ(Samoeng Loop)がおすすめです。約100kmの中に、北タイの魅力がぎゅっと詰まっています。滝のあるジャングルの渓谷、花畑と山の村が並ぶ尾根、涼しい松林、大きく流れるようなカーブ、そして誰も急いでいない小さな町。街から出発して街に戻る全線舗装路で、夕食までには帰れます。

  • メインループ:約100km
  • 走行時間:約3時間
  • 所要:7〜8時間
  • 最高地点:約1,100m
ルートマップ:サムーン・ループ(立ち寄りスポットとFleet CNXからの道のりの距離)
ルートマップ:タップで拡大できます。地図データ © OpenStreetMap 寄稿者、地図スタイル © OpenTopoMap(CC-BY-SA)、ルート計算 OSRM。

ひと目でわかるポイント

  • ルート: ニマン → メーリム(Mae Rim)→ 国道1096号でメーサー渓谷へ → サムーン(Samoeng)→ 国道1269号でハンドン(Hang Dong)へ下る → チェンマイへ
  • レベル: 山道でのブレーキングとコーナリングにすでに自信のあるライダー向け。運転を練習するためのルートではありません
  • ベストシーズン: 11月〜2月:涼しく、空気が澄み、緑が鮮やか。9:00までに出発を
  • 給油: メーリムで満タンにし、サムーンでもう一度。国道1269号の山岳区間で給油できると当てにしないでください
  • バイク: 経験のあるライダーが1人で乗るなら、整備の行き届いた125ccスクーターで。2人乗りなら Honda Click 160 か Yamaha NMax
展望地の Samoeng Forest の看板の横に停めた当店の Honda CB300
サムーン・フォレストの展望地にて。当店の CB300、お客様の Sebastian さん撮影。 写真: Sebastian

サムーンループが人気の理由

チェンマイ周辺の山道の多くは、登った道をそのまま戻る往復ルートです。サムーンは本物の周回ルート。北側の国道1096号と南側の国道1269号がサムーンの町の近くでつながっていて、メインのループでは同じ道を戻りません(モンジャムと町への寄り道だけは往復です)。上り坂は長くても急ではなく、カーブは大きく、山岳区間はたいてい街を出る道路よりずっと静かです。すでにバイクに自信のあるライダーの最初の山のループにぴったりで、何年も乗っているライダーにとっても美しい道です。

メーサー渓谷を見下ろす緑の尾根に広がる段々畑と山の村、青空
メーサー渓谷の上の丘:畑、村、そして遠くまで続く眺め。 写真: VN.NguyenDucDuy / Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0)

どちら回りでも走れますが、おすすめは反時計回り。先に北のメーリムへ向かい、ハンドン経由で戻ります。観光バスの多いメーサー渓谷を静かな朝のうちに通り抜け、最後は国道1269号の長く気持ちいい下りで締めくくれます。

区間ごとのルート

1. ニマンからメーリムへ(約20km・30分)

国道107号か、より静かなキャナルロード(Canal Road)で北のメーリムへ。ここは特に交通量の多い区間です。車線の多い広い道路で流れが速いので、左側を落ち着いて走りましょう。メーリムで左折して国道1096号へ。Samoeng と Mae Sa の標識が目印です。交差点近くのガソリンスタンドで満タンにしておきます。

2. メーサー渓谷(国道1096号の最初の15km)

道はメーサー川に沿って緑濃い渓谷へ入っていきます。沿道にはリゾート、カフェ、蘭園や蝶園が並びます。大きな見どころ2か所はすぐ近くです。

メーサー滝の花崗岩の岩を流れ落ちる水
滝

メーサー滝(Mae Sa Waterfall)

10段の滝が森の中を階段のように流れ落ち、川沿いの遊歩道で各段を巡れます。団体客が来る前の朝がおすすめ。ドイステープ・プイ国立公園内なので、国立公園の入園料がかかります。

写真: Hannes wilms / Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0)

森の上に架かるシリキット王妃植物園のキャノピーウォーク
植物園

シリキット王妃植物園(Queen Sirikit Botanic Garden)

山の斜面に広がる大きな植物園で、温室群と、木々のこずえの上を歩けるスチール製のキャノピーウォークがあります。最低1時間半は見ておきましょう。入園料がかかります。

写真: Supanut Arunoprayote / Wikimedia Commons (CC BY 4.0)

バイクで行くならどちらも国道1096号の左側、メーリムの交差点から約7kmと約12kmです。
メーサー滝 → · シリキット王妃植物園 →

3. ポンヤンとモンジャムへの上り

植物園を過ぎると渓谷が狭まり、本格的な上りが始まります。森の中の長いカーブを抜けると、山々を見渡す景色が開けます。ポンヤン(Pong Yaeng)周辺には、眺めのためにテラスを設けた小さなカフェやリゾートがあるので、ここで休憩して手を休めましょう。

標識のある脇道を急坂で上るとモンジャム(Mon Cham)です。尾根の上に花壇、イチゴ畑、野菜畑が広がり、ロイヤルプロジェクトと地元のモン族の人々が運営しています。道は急で狭いので、一定のゆっくりした速度で上り(CB300 なら低いギアで)、雨の後や腕に自信がないときはやめておきましょう。頂上には屋台や腰を下ろせる竹の小屋があり、このあたりで最も広い眺めのひとつが楽しめます。

バイクで行くならモンジャムへの脇道は急坂です。上りはゆっくり一定の速度で、下りはなめらかにブレーキを。 Google マップで開く →
木造の商店が並ぶバーン・ポンヤン・ナイのメインストリートと山
ポンヤン村。長い上り坂の前の最後の村です。 写真: Krzysztof Golik / Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0)
ドイ・モンジャムの紫のバーベナ畑と、奥の丘の畑
モンジャムの花畑。 写真: ::::=UT=:::: / Wikimedia Commons (CC BY-SA 3.0)
サムーン近くの畑に並ぶイチゴの株
サムーン周辺のイチゴ畑。12月〜2月が旬です。 写真: Iain Cameron / Wikimedia Commons (CC BY 2.0)
森の斜面に建つシリキット王妃植物園の温室群と背後の山々
山々を背にしたシリキット王妃植物園の温室。 写真: Supanut Arunoprayote / Wikimedia Commons (CC BY 4.0)

4. 峠を越えてサムーンへ

道は標高約1,100mの最も高い区間で松林と乾燥林を抜け、サムーン・フォレストの展望地(上の写真の木の看板)を過ぎて、水田とイチゴ畑の広がるサムーン盆地へ下ります。サムーンの町はループから数分の場所にある静かな郡の中心地で、朝市、麺の店、そして帰路前の最後のガソリンスタンドがあります。ここで必ず給油を。

バイクで行くなら帰路の前に、サムーンの市場で麺を一杯とコーヒーを。
サムーン・フォレスト展望地 → · サムーンの市場 →
サムーン郡メーサープの日差しの小道で、村人が僧侶に朝の托鉢をする様子
サムーン郡メーサープの朝の托鉢。ここでは時間がゆっくり流れます。 写真: Maxim Cruiser / Wikimedia Commons (CC BY 3.0)

5. 国道1269号:帰り道

サムーンから国道1269号を東へ、ハンドン方面に進みます。ここがこの日いちばん楽しい区間です。路面の良い道が森に覆われた尾根を越え、道沿いには展望スポットも。そこから平野まで、大きなカーブが長く続きます。こちら側には短く急なヘアピンがいくつかあるので、下りでは速度を抑え、前後のブレーキをやさしく一緒に使いましょう。

道はハンドン郡のトンクウェン(Ton Kwen)で平野に下ります。そこからはチェンマイ方面の標識に従うか、ナビでキャナルロード経由でニマンへ戻りましょう。

バイクで行くならニマンの当店からメインのループは約100km。モンジャムと町への寄り道で数km増えます。メーサー、植物園、モンジャムに立ち寄り、サムーンで昼食をとるなら、ゆったり7〜8時間を見てください。時間がない場合は、国道1096号でポンヤンまで行ってコーヒーを飲み、同じ道を戻るコースも。

1日のタイムプラン

時間場所すること
09:00ニマン渋滞が始まる前に街を出る
09:45メーサー滝滝沿いを約45分
10:45シリキット王妃植物園約1.5時間:キャノピーウォークと温室
12:45ポンヤンまたはモンジャム景色を眺めながらランチ
14:15サムーン・フォレスト展望地、サムーン写真、コーヒー、給油
15:15国道1269号この日いちばんのカーブ
16:45ハンドン郡トンクウェン暗くなる前にチェンマイへ

当店でレンタルする場合:開店は10:00です。早朝に出発するなら前日にバイクを受け取れるよう手配し、予約時にレンタル開始と返却の時間をご確認ください。

いつ走るのがいいか

  • 11月〜2月がベストシーズン。青空、緑の山、涼しい空気。山の朝は15°C以下になることもあるので、薄手の上着を持っていきましょう。12月からはサムーン周辺のイチゴが実り、モンジャムの花畑も満開になります。
  • 3月と4月は暑く、野焼きの煙が多く、空気の質が悪くなることがあります。出発前に大気質の予報を確認し、煙のひどい日は延期しましょう。
  • 5月〜10月はグリーンシーズン。朝は晴れることが多いものの、午後のスコールでカーブが滑りやすくなり、大雨の後は落ち葉や小さな土砂崩れがあることも。早めに出発し、空が真っ暗になったら引き返しましょう。
  • 週末とタイの祝日は、街から車がメーサーやモンジャムに押し寄せます。平日なら国道1269号はほぼ貸し切りです。
サムーン郡モン・アンケートの草原の頂に立つ一本松
サムーンは松の土地。この一本松は郡の最高峰モン・アンケートの頂上に立っています。こちらは別の日のトレッキングで。 写真: Catchiangmai / Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0)

サムーンループにおすすめのバイク

ループは全線舗装で上りもなだらかなので、大きなバイクは必要ありません。大切なのは、自分が安心して乗れること、そして下りでしっかり効くブレーキです。

乗り方おすすめ理由
1人でのんびりYamaha Grand Filano、Fino 125軽くて扱いやすく、1人なら十分。1日250バーツから
1人で少しスポーティにYamaha Aerox 155、GPX Drone 150上りでパワーに余裕があり、ハンドリングも軽快
2人乗りHonda Click 160、Yamaha NMax 1552人乗りでも上りが安心。NMax は ABS 付き
経験者Honda CB300、Honda ADV350マニュアルバイク(CB300)か大型アドベンチャースクーター

すべてのレンタルにヘルメット2個とスマホホルダーが付き、ガソホール95で満タンの状態でお渡しします。返却時は同じ燃料量でお願いします。予約は無料、お支払いは受け取り時。料金一覧もご覧ください。

安全と実用のヒント

  • 免許:バイクの運転免許と国際運転免許証(IDP)を携帯しましょう。チェンマイから出る道では検問がよくあります。詳しくはタイで合法的にバイクに乗るには。
  • ヘルメットは運転者も同乗者も、ずっと着用を。
  • カーブ:減速はカーブの手前で。カーブの中ではありません。自分の車線をキープしましょう。ピックアップやミニバンが内側をショートカットしてくることがあります。
  • 下り坂:カーブの手前で減速し、前後のブレーキをなめらかに少しずつかけましょう。長い下りでブレーキを引きずり続けると過熱します。マニュアルバイクは下る前に適切な低いギアへ。ブレーキの感触がおかしいと感じたら、安全な場所に停まり、当店に連絡してから走行を続けてください。
  • 砂や落ち葉は急カーブの内側にたまりやすく、乾季は特に注意。
  • 明るいうちだけ走る。18:00までに戻る計画を。山はすぐに暗くなり、街灯もありません。
  • ナビ:アプリにバイクモードがあれば使い、ルートが舗装路だけか確認して、出発前にスマホをホルダーにセット。ループのほとんどで電波は良好です。
  • 持ち物:水、日焼け止め、涼しい季節は薄手の上着、入園料や食事用の現金。
道中で何かあったら
まず自分と周りの人の安全を確保してください。救急:1669。ツーリストポリス(英語可):1155。警察:191。その後、WhatsApp で当店にご連絡ください。

レンタルにはタイの強制保険(Por Ror Bor)が含まれ、法定の限度額までケガを補償しますが、バイクの損傷は対象外です。旅行保険がバイクの運転、排気量、同乗者をカバーしているか確認しましょう。詳しくはレンタル規約をご覧ください。

石灰岩の峰を背に山道に停めた、黒い車体に茶色のシートの Honda CB300
山を走る当店の CB300。こちらも Sebastian さんのツーリングから。 写真: Sebastian

次のステップへ

山道の経験を積んだら、もっと大きなルートも検討できます。街から近い短い山道ならドイステープとドイプイ、丸一日かけてタイ最高峰のドイインタノン、または762のカーブがあるパーイへの道。静かな1日なら、北の洞窟寺院の町チェンダオやブアトンの滝、東の山の村メーカンポンへ。まだ慣れていないなら、メーリム周辺の静かな道から始めましょう。

よくある質問

サムーンループの距離は?

メインのループはニマンから一周して約100km、寄り道で数km増えます。走行時間は約3時間で、立ち寄りを含めると7〜8時間を見てください。

初心者でも走れますか?

ブレーキングとコーナリングにすでに自信のあるライダーにとって、最初の山のループに向いています。運転を練習するためのルートではありません。全線舗装で上りはなだらか、国道1269号に急なヘアピンがいくつかあります。不安なら、モンジャムへの急な脇道は省きましょう。

どちら回りがいいですか?

反時計回り(先にメーリム、ハンドン経由で戻る)が人気です。混み合うメーサー渓谷を朝のうちに通り、最後に国道1269号のいちばん良いカーブを楽しめます。

ループ上にガソリンスタンドはありますか?

メーリム、国道1096号の前半、サムーンの町にあります。国道1269号の山岳区間で給油できると当てにせず、サムーンで給油してください。

125ccのスクーターでも走れますか?

経験のあるライダーが1人で、整備の行き届いたスクーターに乗るなら大丈夫です。2人乗りなら Honda Click 160 や Yamaha NMax など150〜160ccのスクーターのほうが、上りがずっと楽です。

最終確認:2026年10月。道路状況、営業時間、入場料は変わることがあります。出発前にご確認ください。Fleet CNX の料金は2026年10月時点のものです。 カバー写真: Supanut Arunoprayote / Wikimedia Commons (CC BY 4.0).

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