たいていの滝は下から眺めるもの。でもブアトンでは、水の中をそのまま歩いて登れます。チェンマイの北にあるこの滝は、ざらざらした石灰岩に覆われていて、紙やすりのように足をつかみます。だから足首まで水に浸かりながら、裸足で滝つぼから滝つぼへと登っていけるのです。地元ではナムトック・ブアトン、旅行者の間ではスティッキー・ウォーターフォール(くっつく滝)と呼ばれています。街から走りやすい幹線道路で近く、入場は無料。北タイでいちばん楽しい半日コースのひとつです。
- ニマンから:約60km
- 走行:片道約1.5時間
- 入場:無料
- 所要:半日

ひと目でわかるポイント
- ルート: ニマン → 国道1001号を北へ、メージョー経由(プラーオ方面) → 48〜49km地点で右折 → 約2.6kmで公園
- 難易度: やさしい:全線が幹線道路。最後の2.6kmは静かな地方道
- ベストタイム: 11月〜2月の平日の朝。週末、祝日、暑い3〜4月はとても混みます
- 営業時間: 通常8:00〜17:00。16:30までに着くと安心
- バイク: 1人なら整備された125ccスクーターでOK。2人なら Honda Click 160 か Yamaha NMax

なぜ「くっつく」滝なのか
ブアトンの滝の水は、石灰分をたっぷり含んだ泉から湧いています。斜面を流れるうちにミネラルが岩に沈着し、やかんの内側の水あかのような、穴の多いクリーム色の層ができあがります。この層はざらざらで細かい穴だらけ。普通の滝のようなぬるぬるした苔ではなく、しっかりグリップする表面なのです。自分の足で滝を登ることができ、急なところには木に結んだロープがあります。
ただし、どこでも滑らないわけではありません。黒っぽいところ、緑色のところ、苔むしたところ、流れの端の岩は、ほかの滝と同じように滑ります。白っぽいざらざらの石灰岩の上を歩けば大丈夫です。



スクーターでの行き方
ニマンから街を北東へ抜け、メージョー大学の前を通る国道1001号(チェンマイ〜プラーオ道路)に入ります。ほとんどが広い幹線道路で、車やトラックがスピードを出して走ります。左側をキープし、一定のペースで走りましょう。48〜49km地点あたりで、Bua Tong Waterfall(タイ語で น้ำตกบัวตอง)の標識がある右折路を探します。そこから静かな道を約2.6kmで公園です。
滝の入場料はありません。営業時間は通常8:00〜17:00。16:30に門が閉まるという情報もあるので、それより遅く着かないようにしましょう。
滝を登る
入口から遊歩道と階段が滝沿いにいちばん下の段まで続いています。定番は、階段で下まで降りてから、滝の真ん中を一段ずつ登って戻るコース。写真を撮る回数にもよりますが、30〜60分ほどです。
- 裸足か、底のやわらかいウォーターサンダルで。石灰岩は素足にいちばんよくグリップします。ビーチサンダルは脱げやすいです。
- 急なところはロープを使い、狭い場所では1人ずつ登りましょう。
- 白っぽいざらざらの岩の上を。黒っぽいところや緑色のところ、流れの端の濡れた石は避けて。
- 大雨のあとは登らないで。水量が多く流れも速くなります。
- 子どもは大喜びしますが、急なところでは必ずそばに。




七色の泉
滝から少し歩くと、滝に水を供給している泉があります。ナムプー・チェットシー、「七色の泉」と呼ばれる場所です。澄んだ池に水が湧き出し、日が差すと光とミネラルで水が青や緑のさまざまな色合いに見えます。にぎやかな滝のあとの静かな場所で、数分足をのばす価値があります。
いつ行くか
滝は一年中流れています。11月〜2月がいちばん快適:涼しく乾いていて、緑がきれいです。この時期は水が冷たいので、水に入るなら日中がおすすめ。暑い3月と4月は涼を求める人に大人気で、とても混みます。チェンマイニュースによると、ピーク時は1日約2,800〜3,000人が訪れたそうです。週末とタイの祝日は一年中混雑。静かに登りたいなら、平日の午前中に。

持ち物
- 濡れてもいい服(水着か速乾性の服)と、帰りに着る乾いた着替え。濡れたジーンズで1時間半走るのはつらいものです。
- スマホ、財布、免許証を入れる小さな防水バッグかビニール袋。
- 水と軽食、日焼け止め、小さなタオル。
- 少しの現金。有料ロッカーがあることもありますが、当てにはせず、貴重品は最小限に。
ブアトンの滝へはどのバイクで
| だれと | バイク | 理由 |
|---|---|---|
| 1人 | Yamaha Fazzio、Grand Filano などの125ccスクーター | 全線幹線道路で急な上りなし |
| 2人 | Honda Click 160、Yamaha NMax 155 | 国道1001号での追い越しにパワーの余裕、乗り心地も上 |
| 1日たっぷり | Honda ADV350 | 防水バッグや着替えも積める大型スクーター |
すべてのレンタルにヘルメット2個とスマホホルダーが付きます。予約は無料、お支払いは受け取り時。料金一覧もご覧ください。
安全と実用のヒント
- 免許:バイクの運転免許と国際運転免許証(IDP)を携帯しましょう。街から出る幹線道路では検問がよくあります。詳しくはタイで合法的にバイクに乗るには。
- 国道1001号は流れが速い道です。左側をキープし、トラックには先に行ってもらい、脇道に曲がる車に注意。
- ヘルメットは運転者も同乗者も、ずっと着用を。
- 乾いた服で、明るいうちに帰る。出発前に着替え、暗くなる前に街へ戻る計画を。
- ナビ:「Bua Tong Waterfall」か「น้ำตกบัวตอง」で検索。出発前にスマホをホルダーにセット。
レンタルにはタイの強制保険(Por Ror Bor)が含まれ、法定の限度額までケガを補償しますが、バイクの損傷は対象外です。旅行保険がバイクの運転、排気量、同乗者をカバーしているか確認しましょう。詳しくはレンタル規約をご覧ください。
チェンマイ発のほかのルート
気軽な半日コースが気に入ったら、お寺と街の眺めのドイステープ、滝とカフェのメーリム渓谷、山で丸一日楽しむサムーンループもどうぞ。
よくある質問
ブアトンの滝はチェンマイからどれくらい?
ニマンから約60km、国道1001号をスクーターで片道約1.5時間です。
入場料はかかりますか?
かかりません。入口で記帳して入ります。駐車場は入口の横です。
本当に滝を歩いて登れるの?
はい。石灰岩がざらざらしているので、ほとんどの段は裸足で登れ、急なところにはロープがあります。黒っぽいところや緑色のところは滑るので避けましょう。
営業時間は?
通常8:00〜17:00。16:30までに着くと安心です。
125ccのスクーターでも行けますか?
行けます。全線幹線道路で、急な上りはありません。2人乗りなら、流れの速い区間では150〜160ccのスクーターのほうが快適です。
いちばんいい時期は?
11月〜2月の平日の午前中。3月と4月はとても混み、週末とタイの祝日は一年中混雑します。
最終確認:2026年11月。営業時間やルールは変わることがあります。出発前にご確認ください。来場者数の出典:Chiang Mai News。 カバー写真: chootrong / Wikimedia Commons (CC BY 3.0).